老化して分裂できなくなった細胞は死なず、化学物質を放出し続ける。これらの物質が老化の原因の一つであると考えられており、それらの有害な細胞を除去する薬の開発が進んでいる。
そして2月、その種の薬を用いた最初のヒトを用いた臨床実験が成功したことが報告された。
研究者らは、特発性肺線維症(IPF)の患者14人に、老化細胞を除去すると考えられる薬の組み合わせを処方した。
3週間にわたる服用の結果、患者たちには健康状態の改善が見られたという。
一刻も早い薬の普及に向けた、今後の研究が期待される。
老化 細胞 アンチエイジング