イギリス・スコットランド北部のネス湖で多数の目撃情報が報告されてきた通称「ネッシー」の正体を明らかにするための研究結果が公表された。

遺伝学者Neil Gemmell率いる国際チームは,湖の水に含まれる環境DNAを採取することで,湖に生息する生物を特定することを試みた。

その結果,ネス湖のモンスターの正体として有力な候補は,恐竜の生き残りでも,巨大な新生物でもなく,ウナギであるという結論が出された。

研究チームは250のサンプルの中から大量のウナギのDNAを確認したことから,巨大なウナギが生息している可能性を否定はいていないものの,実際は多数のウナギが生息していると考えるのが最も現実的な可能性だろう。

いずれにしても,巨大な爬虫類のDNAは検出されず,古くから語られてきた巨大な恐竜のような生物が存在する証拠は一切得られなかったという。

参考:

  • https://www.independent.co.uk/news/science/loch-ness-monster-solved-photos-sightings-scotland-eel-dna-a9092716.html
  • https://metro.co.uk/2019/09/05/scientists-set-to-reveal-plausible-theory-about-loch-ness-monster-10689858/
  • https://www.dailymail.co.uk/news/article-7430345/Loch-Ness-mystery-finally-solved-today-ahead-scientists-revelation.html
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