Romikの器用なソファ

Dr. SSS 2019/07/02 - 17:09:55 数学
数学 幾何学 数学者

American Mathematical Societyより

Romikの器用なソファ(Romik’s Ambidextrous Sofa)とは、二次元平面内の左右に直角な角があるコースを通れる図形で、最も大きな面積を持つものは?という問題で、数学者Dan Romikによって発見されたこれまで知られているうちで最大の面積を持つ解である。

この図形の面積は$$x^{2}(x+3)=8$$および$$y\left(4 y^{2}+3\right)=1$$の解である$x$と$y$を使って$$x+\arctan y$$という比較的簡単な式で与えられる。

この問題自体は、1966年に数学者Leo Moserによって公式に提起されたもので、動くソファ問題(Moving sofa problem)と呼ばれているが、同様の問題はそれ以前から言及されていたようである。

Romikはこの問題専門のページを持っているので、関心がある方は覗いてみるとよいだろう。

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