地球の周りを約90分で1周、1日で約16周している国際宇宙ステーションが太陽を横切ることは珍しくないが、その瞬間が撮影されること、まして黒点の無いきれいな表面を通過する写真は非常に貴重だ。
黒点がないのは現在たまたま太陽が、活動が弱まる極小期に入っているためで、それにより宇宙ステーションの存在が際立たされている。
ちなみに、しばしば太陽活動の低下によって寒冷化が起こると主張が(主に気候変動否定派の間に)見られるが、残念なことに、黒点が減っても地球温暖化の傾向が反転することはない。
人為的な温室効果ガス排出の影響の方が太陽活動よりもはるかに大きな影響を持っており、気候変動の主要原因であるということは、もはや合意の得られた科学的事実である。
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