雲を突き抜けて宇宙に飛び立つスペース・シャトルの写真。非常にクールだが、この写真はどのようにして撮られたのだろうか?単なる合成写真か何かだろうか?
ネットでは、国際宇宙ステーションから撮影したものとして投稿されていることが多いのだが、それは正しくない。とはいえ、この写真が作り物というわけでもないようだ。
実際のところは、この写真は2011年5月に、NASAのスペース・シャトル着陸訓練機(shuttle training aircraft)によって撮影された、スペースシャトル・エンデバーの写真が基になっているそう。
撮影された際の高度は3万5千フィート(約10km)ほどで、通常の航空機でも、もしタイミングよくその付近を通過することあったなら観測することができたものであるそうだ。一方で国際宇宙ステーションは350kmほどの高度で軌道を周っている。
エンデバーの写真が基になっている、と述べたのは、これが若干の編集をされているものだからだ。とはいえ、明瞭さや彩度の編集で、大きな修正がされているわけではない。元の写真は、以下の参考資料を参照してほしい。
宇宙 雲 スペース・シャトル 写真 NASA